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May 20, 2004

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第十一章「再びここへ」(4日目)

 8時ごろ目が醒める。昨夜は寝たのは4時近くだったが、疲れもない。今日がツアー最終日だと思えばこそ、だろうか。いつも通り、朝のビールを飲みシャワーを浴びる。

 今日の日程は完全な自由行動なので、オプショナルツアーで胡同巡りなどをするツアー客もいるらしいが、自分は最後のヨータンヤーへ、と決めていた。
11:00の開店に間に合うようにホテルを出る。店に着いたのは少し早い10:40頃。
 店の前でうろうろしていたら、中から店員が自分達を見つけ、招き入れてくれた。
店員たちはどうやら朝食(昼食!?)中らしく、奥のテーブルで4人の従業員が食事を取っていた。見てみると、主食は映画でしか見たことのない(饅頭)である。いちど食べてみたいな、とは思っていたが、ここでもビールを注文する。
言っておくが、決して俺はアル中ではない。依存症かもしれないが・・・・・・。
 従業員達の食事も終わったようなので、テイクアウト用の注文(ヨータンヤーと牛肉チャーハン)をした。
 しばらくしてからテンちゃんパパが店に来た。パパが「今日帰るのかね?」というような事を聞いてきたので、「今日帰りますが、近いうちにまた来ます!」と答えた。

 テイクアウト用の料理も運ばれ、ビールを飲み干した自分は最後に、店員がくれたノート用紙にパパ、ママ、そしてテンちゃんへのお礼などを書き、パパに渡す。
 5/7の日本公演に招待されてるようなので、「5/7に日本で会いましょう!」とも書いてみた。この時点でまだチケットは持っていなかったが・・・。

 とにもかくにも、短かったツアーもう終わりである。次回こそは、もう少し中国語を話せるようになって、再びここへ降り立つぞ!と密かに思っている自分だった。

 12:00にはホテルのロビーへ集合なので、あまりゆっくりする事も出来ず、早々に店を後にし、ホテルへ戻る。
手早く荷物をまとめロビーに行き、バスへ乗り込むツアー客達。ホテルから空港まで向かうバスの車内で、パンちゃんが色々話していたが、昨夜の出来事などで空想モードに入っている自分の耳には何も届かなかった。
 空港に着き、4日間、顔をあわせた運転手、パンちゃんに別れを告げチェックインカウンターへ。
 手続きを済ませ、入管もパスして、ロクに朝食もとらず腹の減っていた自分は空港内のレストランへ。今回のツアーでこれほど食べたのは初めてではないか、というくらい食べてから、レストラン前にある書店などを覗いてみた。

 人だかりがあるので「何があるのかな?」と覗きこんだら、”女子十二楽坊”とデカデカとかかれた看板。そのディスプレイには(奇跡)のDVDが流れ、山積みにされた楽坊のCD・・・・これは日本人客目当てなのだろうか・・・・。なんとそこにいたのは同じバスのツアー客達だった。先日(生の)楽坊のコンサートを見て、食事会まで体験しておきながら、今さらCDに興味を沸かすツアー客達・・・。あなた達って一体・・・。

投稿者 maru : 06:11 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第十章「夢の続き」(3日目)

王府井を後にした俺は、大通りまで歩きタクシーを拾った。運転手にヨータンヤーの住所が書いてある紙切れを渡すと、運転手もすぐに分かったのか、何も言わずに車を発車させた。

 10分くらい車で走った頃、見覚えのある風景が・・・。ヨータンヤーを見つけ、タクシーを停車させる。天安門近くからここまでのタクシー料金17元を払い、店とは向かい側に停まったタクシーを降りる。
 店の前の通りは結構広く、片側3車線ずつあり、さらに路肩だけでも車が余裕で走れるくらいの広さだ。時間にして22:00くらいだろうか。すっかり交通量の少なくなった道路を赤信号で渡る。店の前へ行くと、なにやら店の中は賑わっていた。
「ひょっとして、日本人のツアー客が大挙して押し寄せているのでは」と一瞬不安に思ったが、ここまで来て引き返すのも嫌だったので、開けっ放しにしてある観音扉の店の入り口をくぐる。
 店内に入ると縦に長く、両側に3個ずつテーブルが配されており、手前の右側のテーブルに地元の人であろう団体の客が何人かいた。日本人はいなかったので、なぜかホッとした。
 店の右側の一番奥と真ん中に配されたテーブルにそれぞれ着き、顔見知りになった店員さんに菜単(メニュー)を頼む。
おとといテンちゃんパパが言ってたように、今日はテンちゃんのご両親もコンサート鑑賞に行ってるらしく、冗談好きな店員さんがいるだけなので、緊張もせず会話と酒と食事を楽しめそうな雰囲気だったからいきなりビールを注文する俺。・・いつもの事だが・・。

 燕京ビールを飲みながら店員さんと筆談を交えて会話をしていたら、カップルらしき2人組が店に入ってきて、自分の斜め向かい、店内の左奥のテーブルに座った。
「なかなか可愛いコだなぁ~」などと思いながら、その女性を見ていたら、こちらを見て微笑んでいた。
「日本語のガイドブックが珍しいのかな?」などと思いつつ、様子を見てたらこちらに話しかけたいような雰囲気だった。しばらくしてからその女性が「日本人ですか?」と日本語で聞いてきた。
 少し酔いもまわってご機嫌だった俺はそのお姉さんに色々話しかけてみた。5年前まで日本語を勉強していたらしい。日本へ行ったことがあるのか聞いてみたら無いとのこと。
 日本文化に興味を持っているらしく、趣味で日本語の勉強をしていたようだ。「学生さんですか?」と尋ねたら、首を振りながら「オペラをやってます」と答えた(もちろん日本語で)。
 なかなか綺麗な顔立ちの上に日本語を話せるときているので、いい話し相手が見つかり今夜のビールも美味しく飲めそうである。
カップルの男性を交えつつ筆談を交えて会話していたら、2~3人のお客さんが店内に入ってきた。
週末という事もあり、結構店は、はやってるんだなぁ~、などと思いつつ店に入ってきた客を見ると、テレビや舞台上でしか見たことの無い(あ、昨日、食事会で見たっけ)テンちゃんを先頭に、ママ、パパと続いて入ってきたので、ビックリしてポカ~ンとしていたら、テンちゃんがこちらを見て日本人とわかったのか、日本語で「こんにちは~」と言ってきたのである。夜だけど。

 自分達がコンサートを見たのは昨日の19日だが、今日も2回目のコンサートがあり、どうやらコンサート終了後、直行で帰ってきたようである。テンちゃんはコンサート用のメイクをしたままだった。
 一番奥のテーブルに腰かけたテンちゃんの向かいの席へ移動し、とりあえず自分の持っていた携帯で写真を撮らせてもらう。
緊張のせいかピンボケになってしまったが・・・。その後テンちゃんがなにやら話したそうだったので、紙とボールペンを手に筆談を試みようとしたら、いきなり日本語で話し始めるテンちゃん。
「今日は~、みなさんにお会いできてぇ、とても嬉しいです・・」・・・思わず「日本語できるの?」ときいたら(英語で)、どうやら4月からの日本公演に備えて、日本語を勉強している途中らしい。
 また、雑誌かDVDだか、何のメディアかは分からないが、インタビューの練習もしているらしい。テンちゃんは続けて「今日は、精一杯・・・・・・(内容忘れた)」と途中で視線を空中に泳がせつつ、「あ~、・・・う~ん」などと日本語を思い出しながら、最後に「ありがとうございました!」と日本語で即席スピーチをしてくれたのである。思わず拍手をしたら、例のジョーズスマイルとやらを至近距離でまざまざと見せ付けられた。
 その後テンちゃんパパは、先程から店の入り口近くに座っている団体客に混じり、お茶を飲みつつ話に花を咲かせているようだった。テンちゃんママは厨房の中へ入っていき、パパ、ママやテンちゃんの夕飯を作っているのか、コックに注文しているのか分からないが、奥に入ったきりだ。


 テンちゃんが自分の持っていたデジカメを見つけ、「写真を撮りますか?」というような事を言ってきたので、厨房をバックに立ったらテンちゃんが「こっち、こっち!」と店内に貼られた(輝煌)のポスターの前へ手招きしていた。
ここで2ショット写真を撮る。ただ撮るのではつまらないので、握手をしてもらいながらの2ショットだ。・・・こんなことはもう2度と無いだろうな、と思いながらの撮影だった。
 店の左側、真ん中の席が空いていたので、そこへテンちゃんが移り、なにやら自分を呼んでいるようだった。自分も席を移動して、テンちゃんの向かいに座る。
 筆談と身振り手振りでテンちゃんが、「今、自分の食べる料理を奥で作っているから、その間話しましょう」と言っていた。この時点で自分は興奮するどころか逆に冷静になり、知り合いの女の子と会話しているかのような錯覚に陥ったのである。
それほど、フレンドリーに話しかけてくれたのである。

 紙とボールペンを手に会話しようと思ったら、テンちゃんのほうが矢継ぎ早に話しかけてきた。「昨日まではずっと練習で寝不足の日が続いてる」「今日でコンサートが終わったからホッとした」「22日から日本へ行くよ」・・・・テンちゃん、やはり年頃だけあって、おしゃべりが好きなんだなぁ・・・
 その後、お互いの距離が近いのもあり筆談を交えつつ会話してたら、手は触れるわ、頭はぶつかるわで、次第に不思議な感覚に陥る俺。
会話はミーハー的なものはやめ、日常会話を話し始める俺。「中国では新学期はいつから?」「テンちゃんはいつ卒業するの?」などと聞いてたら、どうやら今年の7月に卒業予定だそうだ。
 こんなとりとめのない会話をしていたのだが、テンちゃんもそのほうが話にノッてきたので、「あ~、やはりテンちゃんは芸能人ではなくて、演奏家だし、プライベートに戻ればただの女の子なんだなぁ」などと妙に感心する俺。
料理が出来たのか、テンちゃんママが料理を運んできた。自分は元の席に戻る。
 気分がいいのも手伝ってか、いくら飲んでも酔わないので、さらにビールを追加注文する俺。少し空腹感もあったので、牛肉チャーハンも注文する。横のテーブルでママと楽しそうに会話しながら食事をしているテンちゃんを眺める俺。
 さっきまでは冷静だったのだが、しだいに異空間にいるかのような錯覚に陥ってきた。・・酔ってるのかな?俺。・・・こうしてこの原稿を書いているとさっきから、やたらと俺。を連発してるな、俺。書きながらもそのときの様子がフィードバックしてるのである(笑)

 テンちゃんは食事を終え、なにやら携帯で誰かと話していた。聞き耳を立ててるわけではないが、ところどころに聞こえてくる会話の中に(JTB)やら(今日の公演)などと自分でも分かる単語が聞こえてきたので、「ひょっとして、楽坊メンバーと話してるのかな?」などと思ってしまう俺。見ると、日本の携帯とは違ってサイズは大きいのだが、PDA機能も付いてるのかテンちゃんはペンでなにやら登録してるし、先程の電話がかかってきたときも、(着うた)というのだろうか、綺麗な音が鳴っていた。日本の携帯とは大違いである。

 しばらくして、テンちゃんが「今日は疲れたから帰るね!」というような事を言ってきたので、最後にテンちゃんと、ママとの3人での写真を撮ってもらい、サヨナラする。
 その後、さらにビールを追加しつつ、店員さんを交え会話などを楽しんでいたら、すでに1時をまわっていた・・。閉店時間は23:00なのだ。店内には他の客もいるし、テンちゃんパパは、自分達が帰ろうとすると、「ゆっくりしていきなさい」というようなことを言ってるので、すっかり酔いのまわっている自分は、「まだ、他にもお客さんがいるからいいよ~」などとのたまいながら、仲のよくなった店員と肩を組みながら、外にあるニイハオトイレへ行ったりしていた。
 時計も1:30になる頃、睡魔も襲ってきたので店を後にする。この頃はすでにベロン×10に酔っていた・・・。

 ホテルへ着くなり、先程の感慨に浸ることもなく眠りに就いたのはいうまでも無い。

投稿者 maru : 06:10 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第九章「女神降臨 後編」(3日目)

 自分の席に着き、新たに注文したビールで(独り乾杯)しながら、一番前のテーブルで楽坊メンバーが、サインや、メンバー同士で雑談などをしている様子を眺める。ここで、直筆サインの抽選会のようである。

 そういえば会場に入る前に、ツアー客がそれぞれくじを引いてたな・・。
まるで現実味の無い、不思議な異空間にいる様な感覚の俺はかなり酔っていた。が、けして悪酔いではなく、このままなら、まだピッチャーでビールをおかわり出来ちゃうよ!というぐらい、酒がうまく感じた。すでに楽坊メンバーは一番前のテーブルに集まってるので、自分の隣の、インイェンが座っていた席は、当然空席である。何気に見やると、ずいぶんと少食のようで、皿の上にはかなりの量の料理が残っていた。
 この後、公演本番なのだが、体力が持つのか人事ながら心配する。彼女が座っていた椅子には、彼女のものであろうバッグが置かれたままだし・・。(おいおい、泥棒がいたらどうするっちゅーの!)となぜか独り言を言いつつ、椅子をテーブルの下に潜り込ませるようにずらし、なんちゃってSPもどきになった俺は、テーブルクロスでバッグを隠れるようにした。
 自分のテーブル、あまり人がいないなと思ったら、ツアー客がそれぞれ、思い思いのところで、カメラ小僧よろしく、メンバーの写真を撮りまくってるではないか。
 自分もカメラを片手に、メンバーがいるテーブルの周りでひたすらシャッターを押しまくる。・・と、あろうことか、メンバーの中に混じってるツアー客発見。しかも会話や握手などをしながら、写真を撮ってもらってるではないか!他人から見ても明らかに浮いているそのツアー客。自分も相当、図太い方だが真似はできなかった・・・。こんなチャンスは2度と無いだろうから俺も・・・と思いつつも、やはりメンバーに悪い印象は持たれたくないので我慢した。
・・・この我慢が後ほど、いい結果になったのだが・・・。(ヨータンヤーにて)
 結局、テーブルから少し離れた位置から、遠慮気味に何枚か写真を撮る。テーブルの正面に立ち、メンバー全員を撮ろうかとしていたら、先ほどから自分の様子を見ていたシュアンちゃんや、ジンジンちゃん、テンちゃんなどがカメラ目線でポーズを決めてくれているではないか!手を振って声をかけたいのをグッとこらえ、シャッターを切る。

 ここで、通訳さんがマイクを持ち、「これから、サイン会の抽選を行います。お客様、引き返しなさぁ~い!!」と一言。命令口調の日本語に思わず笑い声をあげるツアー客たち。この通訳、どこで日本語を覚えたのか、話し方が変な関西弁なのである。それはどうでもいいが。
・・・で、変な日本語で命令されたツアー客のうち、まともに席に着いたツアー客は半分くらいで、他のツアー客は、写真撮影に余念が無い。ここにきて、少し腹が減った自分は、あまり手のつけられてない目の前にある料理をパクつきながら、抽選会の様子を見ていた。
楽坊メンバーがそれぞれ順番に、箱の中に入った数字の書いてある紙切れを取り出し、数字の合致したツアー客にメンバーがサインを手渡しする、というものだった。


 結局自分は当たらなかったが、自分のテーブルにいるツアー客2人が当たったので、サインを見せてもらい、その写真を撮る。・・・自分たち名古屋組の一番最後のテーブルが賑やかなので何事かと思ったら、そのテーブルに座っているツアー客のほとんどがサインをGETしていた。・・・そういえば、そのテーブルには楽坊メンバーは座らなかったな。(出来レースかよ!)・・・お詫び、の意味も込めてこのような結果になったのだろう・・と、いう事にしておこう。

 抽選会も終わり、そろそろ楽坊メンバーも会場を後にするようである。ここでも、楽坊メンバーは自分の目の前にある出口から出て行くので、自分のすぐ側を通り抜けていくメンバーに声をかけようと思ってたのだが、まだあちらこちらで、2ショット写真を頼まれてるメンバー。
自分の近くに、マージンジンがいた。彼女にも2ショットを頼んでいるツアー客がいたので、彼女は半ば面倒くさそうに忙しくしてて、自分のバッグなどを探していた。先ほどのトイレの件もあったので、彼女との2ショットは諦めようとしてたら、向こうから何やら話しかけてきた。そばにいた通訳さんに聞くと、「昨夜のコンサートでビンちゃんに花をあげた人ですか?私と握手したの覚えてますか??」である。これほど忙しい楽坊メンバー、いちいちファンの顔などを覚えているわけは無い、と思っていたのだが・・(だったら、さっきのトイレでめっちゃ無愛想だったのは何?)
 さきほどのビンちゃんといい、老師といい、ちゃんと覚えててくれてたので自分は半ば感心しつつ、無意識にカメラを通訳さんに渡していた。
2ショット写真を撮り終え、会場内を彷徨い歩く。
「あ、みんな帰ってしまう!」と自分の席のほうへ向かうと、インイェンがわざわざ俺のところへ来て、
「ありがとう!名古屋で会いましょう!!(もちろん中国語。これくらいは分かった)」と言いつつ、会場をあとにしていった。
これには、正直ノックアウトされた。
 先ほどの食事中、彼女との会話の中で、5月の名古屋公演では一番前の席に座る事、おそらくインイェンの前くらいの席であること、などと自分が言ったら、「手を振ってくださいね。私もあなたを探します!」と言ってくれてたのだ。そのときは、社交辞令ぐらいにしか思ってなかったが、先ほどのビンちゃん、老師、マージンジン、との会話や、インイェンがわざわざ挨拶に来てくれたことなどを思い合わせると、名古屋公演がすごく楽しみになってくるのだった・・・。

 いつしかメンバーも帰ってしまい、急に閑散となる会場。このあと、バスで市内を観光してから夕食会場へ向かうらしい。
昼食会場から出てすぐのところに設置してあるテーブルで、今回のツアー特典である、直筆サイン入りCDプレゼントである。配られていたCDは、知ってる人もいると思うが通称(赤箱)。直筆サインといっても、用はコピーされたものである。コピーだろうがなんだろうが、夢のような体験をした自分にとってはどうでもいいことだ。

 会場をあとにし、再びバスへ。行き先はというと、本来なら景山公園なのだが、ここはツアー初日にすでに行っているので他のところへ行くらしいのだが、どうやら行程は未定のようである。パンちゃんが自分たちに向かって「どこか行きたいところはありますか?」などと聞いてたので、まだたいしたお土産も買ってない自分は、お茶や骨董品、雑貨などの商店街でもある(琉璃厂)というところをリクエストしたのだが、時間的に無理なようなので、結局向かったのは(大柵欄)という下町の商店街のようなところだった・・。

 前門近くの駐車場にバスが止まり、下町散策を始める自分たち。ここはすごく活気があって、前を向きながら歩いても、視界に入るのは人の頭ばかりだ。道端を見れば、ドラム缶の上で芋を焼いてる(石焼芋売り)やパンを売ってる人、おもちゃを売ってる人、そして聞きなれた音が聞こえてきたので、何かと見やると、見れば(フールース)の物売りである。曲は感謝年華のビンちゃんのソロパートである。しかもいたるところに(フールース)売りがいて、皆が皆、(感謝年華)の音色である。ビンちゃんほどはうまくはないけど・・。
 先頭を歩くパンちゃんに続いて、商店街を突き進む自分達。雑貨屋、時計屋、衣料品店、靴屋、かばん屋・・・いろんな店がひしめき合ってて、なぜか楽しくなる。本来なら色んな店をひやかしつつ、じっくりと散歩したかったのだが、パンちゃんはどんどん進んでいってしまうので、ついて行くので精一杯である。
たいした買い物をする時間も無く、来た道を引き返しバスへ向かう。この後は夕食会場へ向かうのだが、今夜の夕飯はしゃぶしゃぶ食べ放題だそうである。しかも羊肉がメインなので、昼食の時はほとんど飲んでばかりの自分は意気込んでバスへ向かったのだが・・・。

 向かったレストランは、(東来順飯荘)である。この店も歴史が長く由緒あるらしいのだが、そんな事よりウマイものを食べられるのなら、高級レストランだろうが、街角の屋台だろうが一向に気にしない体質なので、パンちゃんがバスの中でこの店の事を説明していたが、あまり耳を傾けなかった。

 バスも夕食会場についたようなので、早速レストラン内へ。案内された部屋にはいくつかのテーブルに、日本でもおなじみのしゃぶしゃぶの容器が。形は日本のものとは若干違っており、真ん中の筒の部分がやたらと大きい。即行で席に着き、食事が始まるのを待つ。何人かの給仕がそれぞれのテーブルに肉を盛った皿を配りはじめる。早速、肉を箸でつつこうとしたら・・その給仕たちが手際よく肉を容器にガンガン入れはじめた。箸でつまんだ肉をさっと湯につけるのが日本ではおなじみだが、ここでは、容器の隙間いっぱいに肉やら野菜やらぎゅうぎゅう詰め込み、しばらくして肉が変色した頃、取り皿に、これまたてんこ盛りに具を盛って自分に渡してくれる給仕。とりあえず目の前の肉を口に運んでみた。感想は・・・・
「マズッ」
タレは胡麻ダレなのだが、日本の胡麻ダレとは違って、やたらとクセのある濃い胡麻ダレなのだ。その上、タレの中には自分の嫌いな(パクチー)らしき香草が入ってるではないか。給仕に「他のタレ無い?」と聞いてみたら、この、自分にとっては雑巾汁を絞った液体に香り付けしたようなタレしかないようである。ポン酢ならいくらでも食べれたのだが・・・。結局、ここでも箸を動かすのをやめ、ビールばかりを注文する俺だった。・・・後で知った事だが、ガイドブックを見たらこの店、(7種類のタレの中からお好みで注文できる)と書いてあるではないか。事前に調べておくべきだった・・・・ということで俺の負け。

 大した食事もせず、ビールでむりやり腹を満たしてたころ、先ほどの給仕がそれぞれ手に、茶器やらブランド物の財布(当然コピー品)やらを持って、各テーブルにいきなり行商を始めた。これにはさすがに閉口する。今まで訪れたアジア各国で、色んな場所で物売りを見かけたが、このような由緒あるレストランで、しかも、外から来た物売りではなく、店員が物売りに変身していたのは初めての体験だった。自分は当然興味ないので店員達の様子を眺めつつ、他のツアー客の反応を見ていたのだが、結構、買い物を楽しんでいるツアー客達。
・・・おいおい、名古屋人といえばケチで有名なのに・・・。
 結局、茶器をいくつか購入した客、ブランド物のコピー品を買っている客など、数人が買い物をしていた。

 夕食会場をあとにし、ホテルへ帰る自分達。先ほどのレストランではビールばかりで、ほとんど食事をしていないので、トイレに立つと急にハングリーになる。バスの車内でこの後の行動を考えると当然ヨータンヤー!!今日は、テンちゃんはコンサート、テンちゃんの両親もコンサート鑑賞に行くって言ってたから、ヨータンヤーへ行っても店員がいるだけである。逆にそのほうが気軽に酒を飲みつつ食事を出来るかな、と思い、いつしかホテルへ着いたバスから降り、朝からビールばかりで、当然のように腹がクダっている自分はトイレへ。ほとんど水分だけのウ○コちゃんを済ませ、再びロビーへ降りる。
 団体客専用のホテルの出口に、なにやら自分の乗っていたバスのツアー客達が固まっていた。どこへ行くのか訪ねたら、ある集団は、マッサージ。別の集団は京劇鑑賞のようである。「京劇鑑賞もいいな~」と、ふと思ったが、腹の減ってる自分には選択肢など無く、「いってらっしゃ~い!」と見送るだけだった。
腹は減っていたのだが、このままヨータンヤーへ行けば、帰ってきたらあとは寝るだけなので、まだ夜の屋台街を見ていない自分はまず、「ライトアップされた天安門が見たい」
 ホテル前のタクシーに乗り込み、天安門へ向かった・・・。

 ホテルから天安門広場までのおよそ20分ぐらいの間、タクシーの車窓から、北京の夜景を楽しむ。夜になっても、相変わらず北京の街は広く、(昼と変わるわけは無いのだが・・)道路は整然と綺麗で、ライトアップされた建物や看板、道路の照明など、依然として、その国の首都の持つ荘厳さを漂わせていた・・。ほどなく天安門広場に着いたタクシーから降り、夜の街を散策し始める。


 風は強かったが、それほど寒さを感じるほどではない。夜の天安門広場は閑散としていた。一般の人より、公安や軍隊の人の数が多かった。
さらに徒歩で王府井へ。ここで再び王府井小吃街へ立ち寄ってみる。先日は昼間に来たのだが、やはり夜に屋台街へ来る方が活気があって面白い。屋台街へ一歩はいると、大きな客引きの声が聞こえてくる。自分の周りには大勢の人だかり。鼻をきかせれば、漂ってくるのは油くさい香り。これが自分の好きなアジアの屋台街なのだ。
 色んな店をひやかしつつ、奥へ奥へと歩を進めていくと、食べ物を扱う屋台から、雑貨を扱う屋台へと変わっていく。先日訪れた雑貨の店などを覗いてみた。その店の店員は自分を覚えていたらしく、またもや商品を勧めてくる。自分は買う気が全く無いので、話をそらしつつ、1日でどれ位の売り上げがあるのか、店員さんの出身地は?この屋台街にはどれくらいの店があるのか?などと聞いてたら、向こうも俺に購入意識が無いと見たのか、普通に日常会話を始めてきたのだった。

投稿者 maru : 06:04 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第八章「女神降臨 (前編)」(3日目)

 いい加減、腹が減って目が回ってる俺。
「昼食会場ってどこよ!」と半分イライラしながら車窓を眺めてると、どうやら自分たちが泊まってるホテルへ向かってるようである。
「おいおい、今さらホテルに来て、何すんだよ!」

と思いつつ、パンちゃんの説明を聞いてたら、どうやら昼食会場は、自分たちのホテルのようである。
パンフにも、昼食会場は書いてなかったので、まさか自分たちが泊まってるホテルとは思ってもいなかったのでビックリした。
バスを降りたらそのまま会場へ向かってほしいとの事。
 俺としては、いったん部屋に戻り、シャワーを浴びたり、メイクをしたり(笑)身づくろいをしたかったのだが(ついでにウ○コちゃんも)あまり時間に余裕がないようなので、そのまま会場へ直行する事に。
 ロビーに入ると、小さいながらも、(女子十二楽坊 昼食会)という看板が立てかけてあるではないか!ここにきて、胸が躍るどころか、頭の中でファンファーレが鳴りまくってる自分。
 エレベーターで4階にあがり、(昼食会場)と書いてある看板を頼りに昼食会場へ。
ここで、バスを降りる前のパンちゃんの説明を思い出してみる。
 最初、自分は(楽坊メンバーとの昼食会)といっても、広い会場の中にたくさんのテーブルがあり、JTB主催のツアーで全国から来たツアー客が、JTB各支店ごとに割り振られた席に着き食事→宴たけなわ!?の頃、一番前の方につくられたテーブル、あるいは舞台などに楽坊メンバーが入場→軽い挨拶の後、抽選のサイン会などを行い、終了!
 もちろん、写真撮影やサイン会などはできない、と思ってたのが、パンちゃんによると、会場には13個の丸いテーブルがあり、一つのテーブルで10人がけになってて、8人のツアー客と通訳さん一人、楽坊メンバー一人が同じテーブルに座り、会話などをしながら一緒に食事をするのだそうな・・・。これにはマイッタ。日本では考えられない夢のようなツアーではないか!!

 昼食会場に入ってみると、自分たち(名古屋組)に割り振られたテーブルは4個あるのだが、一番後ろなのである。
・・・先日のコンサートで花束贈呈をしたのは(名古屋組)だから仕方ないか、と自分に言い聞かせ諦める俺。
 会場の入り口から入ると、横に長い会場だ。一番前から数えると3列分テーブルが用意してあり、1列目はテーブルは5個。2列目は4個。最後尾の3列目も同じく4個のテーブルがあり、自分たち名古屋組は一番後ろの席である。
 楽坊メンバーの誰がどこのテーブルに座る、というのは事前には分からなかったのだが、
幸いにも会場の入り口兼出口は自分たち名古屋組のテーブルに面していたので、入り口兼出口の真正面にあるテーブルに狙いをつけ、他のツアー客が席に着くのを待つのだった。席が埋まり空席ができたら、そこは楽坊メンバー及び通訳さんが座るのである。空席のある横の席をゲットした俺は、カメラやメモ、ペンなどの入った巾着を椅子の下に置き席に着くのだった。
 自分たち名古屋組のテーブルは最後尾の5個のテーブル。どのメンバーが自分たちのテーブルに来るのかは一緒の賭けだったが、
「ビンちゃんが隣に来たら、俺壊れちゃうヨ」と思いつつも、自分の隣にメンバーの誰かが座るであろう事は間違いないので、
「誰でもいいやぁ〜」に変わっていた。目の前のテーブルにはすでに料理や食器などが並べられており、いつでも食べれる体勢だ。
 ツアー客もすでにそれぞれの席についているのである。が、会場内はなにやら従業員やスタッフなどがあわただしく動いている上に、一向に昼食会なるものが始まる様子ではない。
(生の楽坊メンバーと会話できる上に握手なども・・さらには一緒に写真撮影・・・)今回の特典を考えると、酔っぱらって楽坊メンバーと顔を合わすのは恥ずかしいので、飲むのは控えようと思ってたのだが、先ほどから柄にも無くドキドキしている上に、猛烈に腹が減ってるのでとりあえずビールを頼む俺。しかも2缶。(缶ビールしか無かった・・)最初の1本を瞬飲した自分はさらに次の缶をグラスに注ぐ。他のツアー客もすでに飲んでいて、思わず乾杯&料理に手をつける。するとスタッフが、「食事は楽坊メンバーと一緒にお楽しみください!」と一言。が、すきっ腹でビールを飲んだ自分はすでに酔いが回り始めて、箸を止めるのも忘れていた。
 今回の昼食会とやらは、午後1時〜3時の2時間の予定なのだが、予定時間になっても未だメンバーは現れず。すでに何本頼んだか忘れてしまったが、結構な数の缶をすでに空にした自分は、いつものご機嫌モードに。
 あまり人見知りはしないほうなのだが、さすがに楽坊メンバーと直に会話、となると少しは緊張するかな?と思ってたのだが、今や完全にスイッチが入ってる俺。準備はいつでもお〜け〜!!などと独りのたまってたら、なにやら他のツアー客から不満の声が聞こえてくるではないか。しかも、まだ楽坊に会えない!よりも、早く食べたい!!という方の声が多かったような・・・。
 と、自分の隣に気配がしたので横を見ると、なにやら(JTB)の札をつけた中年女性が、自分の隣の席に荷物やら上着を置こうとしていた。通訳さんである。 「ここにあなたが座るのですか?」と自分が聞くと、「はい。」・・さらに「あなたの隣の空席に、楽坊メンバーが座るのですか?」と聞いたら、これまた「はい。」との事。(じょ〜だんじゃ、ないよっ!)と思った俺はすかさずその通訳さんに、「向こうに座ってもらえますか?」とつとめて明るくお願いしてみた。自分の気持ちが分かったのか、「ごめんなさいね〜」と笑いながら席を移ってくれた。ゴメンネ、そっちの端っこに座ってた人!っていっても、楽坊メンバーの名前も知らないような人たちばかりだったから、ヨシとしよう!!(なんのこっちゃ)

 酔いも手伝い、気分がよかった自分も、さすがに(まだかよぉ〜)と思いつつ時計を見ると、すでに1時半をまわっていた。そばにいた通訳さんに、「大分遅れるのですか?」と聞くと、すでにホテルには入っているらしく、階下でインタビューを受けてるそうだ。ここで、なにやら又スタッフ等があわただしく動き始め、会場内がざわつき始めた。どうやら、間もなく楽坊メンバーが来るらしい。自分は巾着の中からカメラを取り出し、いつでもいけるぞ!とカメラ小僧のように待ち構えていた。メンバーが入ってくるであろう扉から自分の席まで、およそ2メートル弱しかなく、改めて自分の席を(俺ナイス☆)とひとりニヤリしながら、自分を褒め称えていた(すでにイっちゃってる自分)


扉の向こうの通路から、なにやらスタッフの人が何人か歩いてきた。と、その後ろから・・・・
来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
 昨夜は舞台上で、衣装を着たメンバーしか見れなかったが、今、目の前に歩いてきてるのは、私服に身を包んだ、まぎれもない(生)楽坊である。シュアちゃんを先頭に、ジンジンちゃん、レイちゃん、テンちゃん・・・扉から会場内に入る前に、通路からでも1番近くにいる自分に気づいてくれ、手を振ってくれるシュアちゃん。
 唖然として、シャッターを切るのも忘れてたが、思い出したようにレイちゃんが入ってきたところで1枚。
続々と入場してくるメンバーに手を振りつつ、写真を撮ってたので、当然ピンボケのオンパレードだったのだが・・・・。
メンバーが入ってくるたびに、自分の中でカウントしてたのだが、10人来ただけで、まだ3人足らない。
 メンバーは順にそれぞれテーブルに着いていたのだが、自分のテーブルは11番。入ってきたのは10人。・・・・・当然自分の隣には誰もいないのである。ここで通訳さんに聞くと、なにやら、インイェン、ジョンバオの2人は未だインタビューの途中らしく、ジョウジェンナンは欠席らしい。
・・・名古屋組の13番テーブルさん。ご愁傷様。
「自分の隣は、インイェンかジョンバオの誰かかぁ〜。あ、ビンちゃんはどこだ!」と探すと、自分の斜め前のテーブル、6番に座ってるではないか。しかもほんの5メートル位の所に。会場内を監視カメラのようにひたすら見渡し続ける俺。ここで、孫副社長の音頭で乾杯が始まったのである。ビールのおかげで腹も減ってない自分は、目の前の料理より、他のテーブルに座っているメンバーを、パパラッチよろしく、ひたすら目で追うのであった・・・。
自分の隣の10番テーブルには、ジャンリーチュンが。ここで自分は衝撃を食らった。もちろん舞台上の彼女も光ってはいるが、実物の彼女は輝いていたのである。さっきから他のテーブルを「いいなぁ〜、いいなぁ〜」と駄々っ子のように見渡してる自分に彼女は気づいたのか、時折、自分と目が合っては笑ってるでは、いや、はにかんでるではないか・・。
「おぉぅ・・・」さらに又、目が合ったとき、俺は手を小さく振りつつ、口パクで「ニイハオ〜」とか言ってたら、彼女もこりゃまた口パクで「ニイハオ〜」・・手を振ってくれる代わりに会釈をしてくれ、またまた、はにかむ彼女。
 その様子を見てた10番テーブルのツアー客は自分のほうへ向かって、なにやら手招きを・・・。
よく見ると、そのテーブル、席が一つ空いてるではないか!!!!半分腰を浮かせかけたときに、「あ、こっちの席はメンバーの隣だし・・」と再び椅子に沈む俺。今思えば、後からメンバーが来たときに、自分の席に戻り、とりあえずもっと彼女と話せばよかった、と後悔してる俺。
 その後も何度か彼女の方を見てると、自分のテーブルの他のツアー客はメンバーの名前やどの楽器を演奏しているのか知らなかったらしく、自分に聞いてくるではないか。一通り説明して、隣にいるジャンリーチュンの事は(一番、二胡の演奏が上手な人です。ちなみに私が一番好きなのは、あそこにいる、赤い革ジャンを来たビンちゃんです。笛を吹いてます。」などと説明しつつ、またジャンリーチュンの方を何度か見ていたら・・
なにやら隣に気配が・・・・・・。振り返るとサングラスをかけたインイェンが自分の隣の席へ着くところだった。
 第一印象。見るより先に、いい香りがした。サングラスを取り、自分の持ってきたショルダーバッグを椅子の背もたれと腰の間に置き、上着を脱いだ彼女。その瞬間、自分の視線は釘付けに。《ここ掃除しておきました!(清掃員より)》これ以上だと只の酔っぱらいオヤジになってる自分はどうなるやら。・・・だがさすがに彼女はオーラを身にまとってたので、自分もいささか緊張していたかも。
他のツアー客は、彼女に話しかけなかったので、うろ覚えの中国語と通訳さんを介して、すでに自分が知っている事も含め聞いたりしてみた。

以下会話より抜粋
maru:名前は何ですか?
殷:インイァンです。(イェンではなく、イァンと聞こえる
maru:何を演奏してますか?
殷:二胡です。とてもきれいな音です。
maru:出身は四川省ですよね?
殷:はい、成都です。
maru:いつから演奏してるのですか?
殷:7歳からです。
maru:誕生日って、たしか最近でしたよね。3月・・・
殷:(何故知ってるの?というような表情で、笑いながら)はい。3月12日です。
他の客:今、おいくつですか?(自分も耳を傾け・・・
殷:(笑ってるだけで無言・・・・
maru:対不起!!(さらにビールを飲む

 この後、彼女と通訳さんが日常会話だろうか、親しげに話しつつ、食事などをしていた。通訳さんが彼女の分の料理などを取ってあげたりしていた。また、彼女はオレンジジュースを飲んでたのだが、料理を取る際にグラスの中に、料理の汁が入ってしまってたので、ウェイターに新たにジュースを頼もうとすると、通訳さんがすでに頼んでいた。・・・余計な事するなよ!・・・彼女と通訳さんの親しげな時間はさらに続きそうだったので、他のテーブルを見渡してみる。1番テーブルから順に座ってるのは、
①ジャン・シュアン
②マー・ジンジン
③レイ・イン
④スン・ティン
⑤ヤン・ソンメイ
(ここまでが最前列)
⑥リャオ・ビンチュ
⑦ジャン・ジン
⑧ジャン・クン
⑨スン・イェン
(ここまで2列目)
⑩ジャン・リージュン
⑪イン・イァン
⑫ヂョン・バオ
⑬ジョウ・ジェンナン欠席で空席
である。老師を見ると、箸がすすんでるようで、料理の乗った皿から、自分の取り皿に(獲物)を取るときも、備え付けのスプーンは使わず、自分が使ってる箸で、ひょい、ひょい、と小気味よく料理を取り、パクついていた。
 昨夜のコンサート終了後、花束をビンちゃんに渡し、メンバーの何人かと握手したのだが、他のメンバーは形通り、というか、よそよそしく握手してくれたのに対し、老師は自分が手を差し出すと、がっしりと自分の手を握ってくれ、会心の笑顔で応えてくれたのである。
その事を思い出しながら、目の前の老師の食べっぷり!?を見てて、(さすが老師、女前だなぁ〜)などと思いつつ、(一緒のテーブルで食べたいなぁ〜。しかも同じ料理を・・)などと妄想してる俺。
 そうこうしてるうちに、なにやら他のテーブルから来たツアー客が自分に話しかけてきた。
「すいません、写真撮ってくれますか?」などと、のたまいながら俺にカメラを預けてきた。
内心、「おいおい、俺が先だろ!」と思いつつ、笑顔で応える俺・・・。
 その、けしからんツアー客とインイァンの2ショットを撮り終えた自分は、
「ここから2ラウンド目開始っ!」とゴングを鳴らし、イァンさんとの2ショットを、隣に座ってる人に頼む。
 ただの2ショットじゃつまらないので、握手しながらの2ショットだ。・・・・後で見直したら、思いっきり酔顔だった・・・・。
撮影を終え、ちゃんとした色紙も持ってない自分は、メモ帳にサインをお願いした。
 その後、隣にいるイァンさんを放ったらかしにして、ビンちゃんのところへ猪のように進む俺。すでに他のツアー客との2ショットに応じているビンちゃん。まったく知らない他のツアー客にカメラを預け、ビンちゃんに話しかける俺。この時のビンちゃんは、スッピンだった。だが、十分に可愛く、いや、スッピンのほうが断然いい!と思いつつ、発音のおかしな中国語で、
「ジェ、ジェ・・・ジェンダオニン、ウォヘンガオシン」とか、なぜか英語で、
「ドゥ ユー リメンバー ミー?」などと聞きつつ、花束を渡す動作をしたら、
昨夜の事を覚えててくれてたみたいで、笑いながら「謝謝!」と言う彼女。
・・・「死んでもいい」という言葉は、まさに今、この時の自分のためにあるんだ!などとお馬鹿なことを思いつつ、カメラに向きなおす俺&ビンちゃん。立ち位置も、よそよそしく離れてしまうかと思ったら、密着してるではないか!自分の右側に立ったビンちゃんは思いっきり寄り添ってくれ、自分の胸右側に、彼女の左肩、及び左腕がピッタリと・・・。この時、自分の胸の中で、俺が100人位、リズムに乗ってリンボーダンスを踊り始めた・・。《(編集者より)・・・ムカついて編集が捗りません》


「普通のポーズじゃ・・」と思った俺は、すかさず右手を差し出し、彼女と握手を。そのポーズで写真を撮ってもらった。その後、色々彼女と話したかったのだが、他のツアー客が、写真撮影の順番待ちをしてるので、諦める事に。・・この後、写真を見ると、ビールはもちろん、緊張も手伝って、自分の顔は思いっきり赤い!のであった。
 また、その写真、よく見ると、後ろのほうで老師が女前っぷり?を相変わらず発揮してて、ひたすら食べてる様子が・・・。
「謝謝!」とビンちゃんに告げ、別れを惜しむ俺&ビンちゃん(一部妄想あり)
その後、老師の許へ向かおうと思ったのだが、食事中だったので、一旦、自分の席へ。
 他のツアー客も写真を撮りに行ってるのか、テーブルには数名ほどしか残っていなかった。
・・・隣の11番のテーブルを見ると、ジョンバオが。
かも誰も写真を撮ってなかったので、バオちゃんのところへ行き、話し始める俺。
といっても、通訳さんはどこへ行ってしまったのか、見当たらないので、カタコト中国語で話しかける俺。
といっても「ニイハオ!」とか、またまた「ジェ、ジェ・・・ジェンダオニン、ウォヘンガオシン!」位しか分からないので、今度は以前テレビで見た、(ツヨシ十二楽坊の真似をするバオちゃん)の真似をする俺。
これはすぐに分かったみたいで、爆笑してるバオちゃん。


 折角2ショットを撮るなら、つくり笑いより、自然に笑ってくれてる方がいいので、(笑顔つくり作戦成功!)とひとりニヤリしつつ、すぐに知らないツアー客にカメラを預け、2ショットを撮ってもらった。
もちろん、握手しつつ・・・。このときのバオちゃんとの2ショットが一番気に入ってる俺だった・・・。その後、老師の方を見たら、すでに他のツアー客が写真を撮ってたので、自分もすかさず老師の元へ。
 前のツアー客が渡したのか、老師の手には(キティちゃん)の小さなぬいぐるみが・・。それを嬉しそうに眺めてる老師。・・・(自分もなにか持って来たらよかった)・・・と思いつつ、老師に歩み寄ってみる。
すると、老師から、なにやら話しかけてきた。
 通訳さんがいなかったので、何を言ってるのかは、はっきりとは分からなかった。が、老師の言葉の中で、(昨天〜)というところだけは聞き取れた。・・どうやら昨夜、コンサートの舞台上で、自分が老師に握手を求めた事を覚えてたようだ。
 嬉しくなった自分は、またまた、全然知らない他のツアー客にカメラを預け、2ショットを頼む。
 ここで、ビンちゃん同様、老師と握手。このときの老師も相変わらずの女前っぷりで、俺の手をがっしりと握ってくれた。2ショットを撮り終え、老師と会話しようかな、と思ったら通訳さんがいたので、すかさず捕まえて、「十二楽坊の中で一番最初に惹かれたのは、あなたです!」と伝えてもらったら、老師は会心の笑顔で「謝謝!」といいつつ、両手で俺の右手を包み込み、腕を振らんばかりに握手してくれるのであった。すかさずメモ帳を取り出し、サインを頼む。
・・・老師と別れを惜しみつつ、もはや、半分壊れかけてる自分は、こんどはジャンシュアンこと、シュアちゃんの元へ。
 さすが、日本のメディア等でも一番インタビューを受ける事が多い彼女、2ショットやサインの依頼が多く、何人ものツアー客が順番待ちしていた。
・・・・が、他のツアー客がシュアちゃんと2ショットを撮っている様子を見ると・・・
シュアちゃんの肩に手をまわしてるではないか!!!
「おいおい、日本人のイメージが悪くなるだろ!!こらー、おい!!」と思うどころか、酔ってる自分は、「マジかよ〜!」と思いつつ、羨ましくさえ思ったりしていた・・。
 彼女、テレビで見てる時もそうなのだが、ホントに笑顔が(太陽の微笑み)なのである。
先ほどの(ムカツク)ツアー客との2ショット写真でも、一瞬たりともヤな顔はしず、ニコニコしながら応じているのである。
それを見て、余計、「ごめんね。」などと思う俺。
・・結局、気が引けて彼女との2ショットは諦めた。

・・・急に催して来たので、トイレへ行く俺。トイレの入り口は一つで、中に入ると男性用と女性用に分かれてるのだが・・。用を足した自分は、(男性用)から出てきた。すると、(女性用)の方から、ジンジンちゃんと、いつ入ったのか、シュアちゃんまで出てきた。
「こんな所であうなんて、うちらって、クサイ仲だね!」などと中国語で冗談を言えるわけも無く、立ち尽くしてたら、無言の自分にジンジンちゃんが、面倒くさそうに、「ニイハオ!」とハキ捨てるように言い、トイレから出て行った・・。なにか怒ってるのか??わけの分からないまま、トイレから出て、自分の席へ戻る。この後、メンバーが会場の前に集まり、一番前に設置された長いテーブルでサインなどをしているようである。(直筆サイン抽選会)が始まったようだ。・・・昼食会もいよいよ、後半、いや、終盤のようである。・・・ここでまたビールを追加注文する俺だった・・・。

投稿者 maru : 05:59 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第七章「至極の日」(3日目)

 今日の日程は、天安門、故宮巡りをした後、楽坊との昼食会→景山公園→夕食会場→王府井散策と、事前に渡されたパンフには書いてあったのだが、景山公園、王府井はすでに行ってるので、行程の時間しだいで行き先を変えるらしい・・。

起きたばかりの寝ぼけまなこをこすりつつ、パンフを眺める。
以前から行きたかった故宮内に入場できる上に、楽坊メンバーとの昼食会である。いやがうえにも、自分の中で何かが小躍りしてるではないか。(ひとりニヤリ☆)をしながら、無意識に冷蔵庫に手を伸ばし、(青島ビール)でひとり乾杯を始める。
・・・当然、1本では足りるわけがなく、ビールで腹を満たした俺は外の屋台どころか、ホテルの朝食もパスして部屋でゴロゴロしてた・・。

 集合時間も迫ってきたのでロビーに降り、他のツアー客に挨拶して、バスへ乗り込む。
ホテルから天安門まではそう遠くないのだが、混雑している車道をゆっくり走るバスの中で、パンちゃんが色んな話を・・・。
ツアーには関係ない話だったが、結構興味深い事を話してくれてたので、少しばかり書いておこう。
***
 何でも北京は上海と比べ土地が広いので、高層ビルは必要ないとの事。確かに、あまり高いビルは無かった。そのせいか、広い道路の両側に広がる景色にも高いビルは無いので、より北京という街が広く感じたのだ・・。また、北京では(北京限定か、中国全土なのかは忘れたが)土地を買って、1件の家を建ててもその土地は国が所有してるらしく、ある期間が過ぎると、土地は国へ返却しなければいけないらしい。日本でいう、定期借地物件と同じものか。ただ、期間内でも、国が何がしかの設備をつくるので、「立ち退け!」といわれたら、すずめの涙ほどの金額しか保証されないようである。(固定資産税を払うのかは聞くの忘れた)そのせいか、都心でもマンションを購入する人が多いそうである。このマンションというのも、日本とは少しスタイルが違ってて、あくまで個人で購入できるのは、マンションの(間取り)だけで、設備一式、要はトイレや風呂、キッチンカウンターやクロゼット、棚などは何も付いてなく、(間取り)を購入した上で、改めて自己資金で改装しなければいけないようである。(分譲マンションの話である。賃貸マンションはどうだか、聞かなかったので、ここでは割愛)ちなみに、北京の都心で(設備も無い、ただの空間)購入するのに、日本円にして2千万円ほどだそうである・・・。改装したらいくらになるのか。
パンちゃんの話は進み、今度は一人っ子政策の話である。
一人っ子政策。言葉は聴いたことはあるが、ただ国が推奨してるだけで、別に2人目を生むのはその家庭の事情によるものかな、と思ってたら、推奨ではなく義務らしい。
 これは、中国でも大多数を占める漢民族に適応されるらしく、その他の少数民族は2人だろうが3人だろうが自由に生んでいいらしいのである。また、進学や就職などにも、漢民族と少数民族を比べると、少数民族のほうが優遇されているらしいのだ。このような理由からか、近年、「自分は少数民族です」と名乗り出る人が多いそうだ。
 また、少数民族の事情とは裏腹に、最初生まれた子供だけ、の漢民族はやはり跡取りが欲しいのか、女の子が生まれてしまったら、いわゆる捨て子なるものをして、またせっせと子作りに励むそうな・・。そのせいで’ストリート・チルドレン’の増加や、あるいは、どこからかのネットワークで’人売り’というものも、行われているらしい・・・。話を聞いていて感慨深くなる。と同時に「日本に生まれてよかったっす!」とも自問自答してる俺。ちなみに、漢民族の国家公務員が2人目を生んだ事がばれたら、どうやら懲戒免職になり、公務員以外の一般の人は、日本円にして約50万円の罰金を払わなければいけないらしい・・・。日本なんか、物価の高騰や、家庭の事情もあるだろうが、少子化の傾向がますます顕著になってるので、将来、自分が年金をもらう頃、その年金費用を捻出している若い世代は当然少ないのである。ここで日本政府は、ますますもって核家族から大家族へ!と奨励して、子育てにかかる費用を安くしたらいいのに!などと、思ったりしてみた。
 結婚もせず、一人気ままに好きなことをしてる自分が、そのような事を考えるのは、おせっかいではあるが・・・。
***
と、パンちゃんの話を聞きながら、色々思いふけっていたら、どうやら天安門到着のようである。


 バスを降り、前門から、天安門広場へ。
「広い!!!」単純な感想である。この広場には100万人が入れるくらいの広さだそうだ。ここで野外ライブやったらすげ~だろうな。土曜の朝、というのもあって、結構たくさんの人がいた、自分たちのようなツアー客。北京観光にきた中国人のツアー客。(この中国人のツアー客、万里の長城などでも見かけたが、日本のツアー客は胸などに、ツアー名の入ったタグをつけるのが普通だが、あちらでは同じ色の帽子をかぶっていた。年齢層高めのツアー客たちが、同じ色の帽子をかぶって集団でいるので、まるで養老会、の様相である)直立不動で、制服をきた公安、および軍人など。はるか彼方に見えるのは天安門。普段なら長距離歩くのは慣れてないので嫌なのだが、このときは、広場の建物や人間ウオッチングなどをしながら写真を撮りまくってたので、長い距離もあまり苦痛ではなかった。
 ふと、進行方向から左側を見ると、なにやらすごく長い行列が・・・・。
「現地のテレビでも有名なウマいラーメン屋でもあるのか?」と思うわけも無く、パンちゃんに聞いたら「毛首席紀念堂」というところらしく、なんでも中には毛沢東の遺体が安置されてるようである。中では写真撮影はおろか、立ち止まる事も許されないらしい。それでも2時間待ちくらいはマシな方、と言ってたので、よほど熱心な共産党者なのだろうか?みんな手に例の赤い毛語録を持ってるのか?などと考えてたら、いよいよ天安門である。
 天安門広場から、やたらと広い長安街という通りを挟んで目の前にあるのが天安門だ。例の毛沢東の肖像画も朝日に輝いて眩しい!かどうかは知らないが、ここから地下道を渡って門へ行くようだ。地下道もかなり幅が広く、道端には色んなものを売ってる物売りが。ただ、ここの物売り、商売をする気があるのかないのか、売り込みはしてこない。値段も表示してない。あげくのはてには、寝転がって睡眠をむさぼってる奴も・・・。地下道の中にも公安などがいるので自粛してるのだろうか??地下道でも、外でもそうだったが、公安、軍人などがやたらといるので、自分たちツアー客の目から見れば、北京という街、治安は今まで行ったほかの国のどこよりも良く思える。また道路などにもゴミ、さらにはタバコの吸殻ひとつさえ落ちてないのだ。
 4年後の北京オリンピックへ向けて、今でも北京の街に残る昔ながらの住居の取り壊し、道路や施設の整備、などが進んでるらしく、これから北京へ来る外国人にもよい印象を与えようとしてるのだろうか・・・
 外へ出ると、そこは天安門だった。勝手に「あぁ、今俺は中国の中心にいるんだなぁ~」などと思い、ほかの観光客同様、毛沢東の肖像画の前で1枚写真を撮ってもらった(このツアーで初めて自分の写真を・・・普段は風景ばかり撮るので自分の写真はまったく無い!のだが、この後、自分を撮りまくることになろうとは・・)


 天安門を抜けると、いよいよ映画やガイドブックなどでしか見たことのなかった故宮である。ここもかなり広く、今回は歩いて一通り巡るらしく、それだけで2時間ほど時間をとってあるらしい・・。今日も朝食を抜いた俺は、お腹が鳴りまくってるのだが・・・。
世界最大の門といわれる午門を抜け、大和門、大和殿へ。このあたりは、まるっきり映画で見た風景と同じだった。なかでも自分の好きなリー・リンチェイの映画のなかに、大和殿前で大勢の人間がカンフー演舞しているシーンがあったので、知らないうちに手足をバタバタさせていた。大和殿を抜けさらに奥へ。
「まるちゃん!」
どこからか、自分を呼ぶ声が。自分たちツアー客の中に、さらには中国で自分のことを「まるちゃん」などと呼ぶものはいないはずなので、誰かと思い声の主を探すと、名古屋での楽坊仲間の×××さん《規制中(警備員より)》だった。自分とは違うほかのツアー会社で北京へ来たらしく、話を聞いたら今夜コンサートらしい。自分は この後、昼食会があることを言うと、×××さんのほうは昼食会は無いらしい。また、今回のツアーの自分にとっての目玉であるヨータンヤーの出来事を話したら(先日大勢の日本人観光客が来た事)店へ行くのは遠慮するらしい・・。この遠慮がこの後、後悔になるのだが(笑)。
 ×××さんとも別れ、しばらくあちらこちらを見学。途中でお茶休憩ということで案内されたのは、なにやら絵画や掛け軸などが展示してあるところだった。絵画よりタバコを吸いたかった俺は、出されたお茶よりもタバコをスパスパ吸うのだった。
 最近は国際的にも禁煙ブームらしいが、バスのなかはもちろん、ここ中国は遺跡、史跡内の建物内はおろか、敷地内なら外でも禁煙のところが多く、愛煙家の俺としては非常に辛いのである。だから、このように灰皿などが置いてある場所にくると、なにやら小躍りしてしまうのだった。
 何本目かのタバコを吸いつつ、お茶で一息入れた自分は改めて部屋のなかを見渡す。ここで、この施設内の従業員であろうお兄さんが話し始めた。壁一面に飾ってある絵画の説明から始まって、部屋の奥にいる人の紹介。そういえばさっきから部屋の奥に座り、なにやら書道などをしている人の良さそうな老人がいたっけ。説明によると、その人のよさそうな老人が、かのラストエンペラーの甥っ子らしい。中国の歴史が好きな自分は、従業員の話に耳を傾けていると・・・。「この方は、年に数えるくらいしか、ここへは来ません。この方に会えたあなた方は非常にラッキーです。この方の直筆の掛け軸や、色紙などもあります・・・。」・・・要はセールスなのね。しかも値段が日本円で1~20万円くらいのものがゴロゴロと・・・。
 今までの日程で、シルク工場やお茶などを売ってる店へ行ったのだが、自分たちツアー客はケチで有名な名古屋からの団体なので、ここで買い物する客なんているわけが・・・などと思ってたら、従業員がさらにセールスを。
「今、故宮では、北京オリンピックに間に合うよう、地下にも博物館を造ってます。ここで10万円以上お買い上げの方は、地下博物館に名前入りの石碑を壁一面に張ります。これは永久に保存されます。お買い物はカードでも結構ですよ~!」などと、のたまっていたので、
「永久に自分の名前が故宮に・・・」という言葉に反応した自分は思わずカードに手を・・しかし、来月は沖縄旅行もあるし・・などと自制心を働かせ諦める俺。他のツアー客はというと、1万円もする色紙、挙句には10万円の掛け軸を買う客なども・・・。その後、エンペラー爺さんと記念撮影などをしてるツアー客・・。自分は何も買わなかったが、写真だけは撮らせてもらった。
 休憩も終わり、この後、清の時代の宝物殿などを見学しがてら出口へ。時間はすでに12時をまわっている。朝から何も食べてないので腹が減るどころか目がまわってきてる。今から昼食会場へむかうのだが、今回のツアーの食事はすべて中華料理で、テーブルも例の丸いテーブルなので、他のツアー客に遠慮しながらテーブルを回さなければいけないのであるが、今は遠慮どころかテーブルをグルグル回しまくるぞ!ぐらいの勢いで昼食会場へ向かう。この後の予定は’楽坊メンバーとの昼食会’である。

実際は食事どころではなかったのではあるが・・・・。

投稿者 maru : 05:52 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第六章「心臓踊りまくり♪」(2日目)

 先ほどから、心臓がサンドバッグよろしく、ドスドスと音を立てて揺れ動く。まもなくバスは会場である「北京展覧館」へ着くようである。「チケットはいつ貰えるのかな?」と思ってたら、パンちゃんがチケットを配り始めた・・。

 バスの中でも、後ろの方に座ってた自分は、「おいおい、前の方に座ってた方が、いい席をゲットできるのか??」と思ってたら、自分がもらったチケットには、’1階7排34座’と書いてあった。今まで、色んなアーティストのコンサートへ行ったのだが、一番良席で「モー娘。」のコンサートのときの9列目だった。9列目といえども、肉眼でハッキリと「ミニモニ」が見えたのである。さらに2列前の7列目のチケットだったので、自分はすでに天国モードに。・・ほどなく北京展覧館へ着いたバスを降り、会場へと案内される。ここで、いよいよ自分にとっての、本当の意味での北京ツアーがゴングを鳴らしたのである。

 会場に入る前、パンちゃんが、「会場の入り口付近で撮影をしていますが、何事も無いように普通に振舞ってください」と言ってた。
「なんのこっちゃ。後でテレビで放映でもするのか?」と思いつつ、会場の中へ。
すると、撮影をしている人がいるにはいたのだが・・。なにやらテレビや雑誌で見たことのある、そう!ハンディカムを片手に、あちらこちらを撮りまくってるあの孫副社長ではないか!
「おぅおぅ、いきなり見ちゃたよぉ!」と思いつつ、歩を進めたら、今度はこれまた一度見たら忘れられないあの王社長が目の前に!思ったよりさらに小柄な人だったが、全身からオーラが出てたので(自分にはそう見えた)、アホのように口をポカーンと開けて、直立不動してた自分を見た王社長が一言、「ニイハオ!」
・・・何かしゃべろうと思ったのだが、頭の中で日本語と中国語、インドネシア語などが渦巻いてる自分は、ただひたすら「ア~!アァ~!」と言ってるのみだった。他のツアー客が階段を上っていくので、王社長の方を何度も振り返りながら「・・写真撮らせてもらえばよかったな・・」

 階段を登り、どうやらスグに、会場の入り口らしい。ツアー客に続いて会場に入ってみる・・・。中規模くらいのホールで3~4,000人くらいは入るだろうか。周りを見渡しつつ、自分の席へ。
 席は7列目と近いのだが、目の前には、思いっきり邪魔なクレーンカメラが・・・。
「おぃおぃ、ここからだと、カメラのせいでビンちゃんが見えないぞ!」と思いつつ席に着く。照明が落とされた舞台には、すでに楽器などが置いてあり、3個の琵琶、後ろに楊琴、古筝などが見えた。
・・いよいよ、この目の前で生楽坊が・・・・と思ってたら、先ほど飲んだビールも手伝って、尿意が催してきた。トイレへ行くと、ここはさすがにニイハオトイレではなく、広々と清潔なトイレではあったのだが・・・。自分が用を足そうとした(小)便器の横に、誰が撒き散らしたのか、思いっきりゲロ王国が出来上がっていた・・・。
 席に戻り、配られたパンフなどを見てたら、会場の照明も落ち、なにやらBGMが・・・。
「おぉ~、いよいよ目の前に楽坊が!」と段々手に力の入る自分だった・・・。
 BGMに続き、舞台の左右、そして舞台奥に設置された計3個のスクリーンに、楽坊メンバーの自己紹介が流れる。メンバーの名前に続いて、担当する楽器などの紹介である。
 自己紹介の映像も終わり、まもなく現れたメンバーは、まるで観音菩薩を眺めてるような雰囲気になるほどオーラを撒き散らして登場してきた。衣装はDVDやテレビなどで見たことも無い、黄色が基調の中近東風の衣装である。真っ先に自分の目の前にいるビンちゃんに目がいき、思わず心の中で何かが暴れだす自分・・・。もらったパンフによれば、今回の公演では、全22曲演奏されるらしいが、曲目を見る限り、日本ではなじみの無い曲名が前半部分に連なっていた。で、目の前で演奏している曲も当然知らないのだが、楽坊の存在はもちろん、ステージ構成、衣装、そして楽坊の奏でる音楽に惹きこまれるのに0.1秒とかからなかったのは間違いない!!・・・ここで曲目を紹介すると・・
1.序曲:天之西
2.赶巴扎
3.依拉拉
4.西琳江
5.掀起你的盖头来
6.我俩永隔一江水
7.玛依拉・撒阿黛
8.半个月亮爬上来
9.花儿与少年
10.都达尔和玛利亚
11.花样年华
12.天上的云
13.阿拉木罕
14.达坂城的姑娘
15.青春舞曲
16.在那遥远的地方
17.柔兹兰站在河岸上
18.世界花
19.川之流
20.新古典主义
21.大河之舞
22.辉煌
・・・である。
 前半部分は初めて聞く曲ばかりだったのだが、演奏の素晴らしさはもちろん、途中でバックダンサーなどが出てきて、楽坊と競演するなど、日本で今まで行った公演よりも、さらにエンターテイメントの色が濃くなったようで、見てても飽きることなく、楽坊ワールドに引き込まれるのだった・・。
特に2曲目のリーちゃんのソロで始まる曲、および11曲目の笛でソロが始まる曲(この曲は各楽器が順番にソロを担当してるのだが、自分的には感謝年華の続編、というように感じた)は見て、そして聞いてても、なにやら自分の中で’運動会’が始まってるかのように、ワクワク&ドキドキしてくるのであった・・。
 大まかにいうと、ここ北京でも、二胡隊は交互で出演しており、1~7曲目は老師不在→8~11曲目はイン・イェン不在→12&13曲目はテンちゃん→14曲目は再びイン・イェン→15曲目はレイちゃん→以後覚えてない・・
ただ、20曲目からは13人全員が出てたと思う・・・。公演中、興奮してた自分はすでに記憶に無いのだが、途中で衣装替えである。
 衣装を替えて出てきたメンバーを見て、思わず放心状態に・・。全員が真紅の衣装だったのだが、二胡隊はミニスカート。いや、それよりも、笛組は膝上があからさまになるほどの、衣装ではないか!自分の目の前には、膝小僧をあらわにし、美脚を見せ付けてるビンちゃんが・・。
 以後、ビンちゃんを凝視しながら、演奏も後半に差し掛かる頃には、やがて訪れるであろう、楽坊メンバーに花束を渡せる期待&ドキドキ感、及び、またまた尿意&さらには、会場内は暑く感じ、さっきから額に汗を浮かべてる自分は、じっくりと曲を聴く余裕も無く、ソワソワしてるのだった・・・。クライマックスも近い19曲目、「川の流れのように」のところでトイレへ。
用を足し、マルボロに火をつけ一服する自分・・・。「おぃおぃ、タバコ吸ってる場合じゃねぇよ」と思い、火をつけたばかりのタバコを消し、再び会場へ。席へ戻ると「新古典主義」の二胡隊のソロが始まる頃だった・・。
’恵比寿DVD’の時とソロを弾く順番が変わってたのだが、ソロを聞いてるとき、「やっぱ、すげぇ~!」と感心してしまう自分・・。
どういう順番かは忘れてしまったが・・・。
続いて’大河之舞’’リール・アラウンド・ザ・サン’・・いうことないっす。
 中国の民族楽器で、こんな音を出せるとは!この曲を聴いてるときにいつも思うのだが、改めて聞くと、いや、生できくと鳥肌がゾクゾクと・・・。
 いよいよ、最終曲の’輝煌’である。「これが最後の曲かぁ、じっくりと聞かなきゃ」と思ってたら、パンちゃんが自分たちになにやら相図地を・・。あ、そうか、花束を・・って、
「生輝煌、聞きたいぃ~!!」と思いつつ、舞台脇(客席から向かって左側)のドアへ向かう自分・・。
ドアを抜け、小さな階段を上ると、そこは舞台袖。・・・今、自分がいる場所は、あの楽坊と同じステージ上である。(幕をはさんで隠れてはいるが)幕の隙間を覗けば、自分から3メートルくらい先で、笛を吹いてるビンちゃんが・・。
ここで改めて、自分の周りを見渡すと・・・。楽屋があるのか無いのかは知らないが、今時分がいる舞台袖、に楽坊メンバーのものだろうと思われる私物(カバンなど)が・・。
「え、ここで衣装替えとかしてたのか!」と妙に興奮してくる自分。メンバーに渡す花束は事前に用意してあるらしく、スタッフが自分たちツアー客に向かって花束を配り始めた・・。
 自分的には一番綺麗で目立つ!と思われる花束を、半ばひったくるようにして、スタッフから花束を受け取る俺。ここでパンちゃんが、またまた説明を・・。
「すでに花束を持ってるメンバーには渡さないで下さい!」・・・要は早い者勝ちである。今までのツアー中、バス内、あるいは食事でも他のツアー客に気を使ってきた自分だが、ここばかりは遠慮したら勿体無いので、自分の前にいるツアー客を押しのけ、舞台袖からはみ出しそうになるくらい前へ・・・。
するとここからも客席が見えるではないか!・・ここでさらに壊れる自分。
「あぁ、今、楽坊メンバーと同じ場所に立ち、同じ空気を吸って、同じ光景(客席)を目にして同じ時間を過ごしてるんだ・・・」と妄想していたら、いよいよ曲の演奏も終わりそうである。
 さっきからアドレナリンが噴出しまくってる自分は、鼻息も荒く、「俺より先に老師に花束を渡す奴がいたら・・・わかってるよな!」などと思っていた。いよいよ演奏も終わり、メンバーが客席に向かって手を振った、と思ったら、目の前にいた孫副社長が「はい、行ってください!」といってるようである。ここで、パチンコ屋の新装開店で、いよいよ開店!くらいの勢いで走り出すツアー客。「おぉぉぉ~!」と負けじと自分が向かった先は・・・。老師ではなく’ビンちゃん’だったのである。今回の自分の客席からは、ビンちゃんが一番近く、演奏中も、何回か目があった(自分でそう思ってる)うえに、舞台袖から老師への距離は遠く、ビンちゃんは3番目にいたのである。舞台へ進むと、手前からメーメーさん、ジンジンちゃん、ビンちゃん、テンちゃん、リーちゃん・・・が目に入り、すでにテンちゃんへは、別のツアー客が花束を・・。メーメーさん、ジンちゃん、ビンちゃんはまだ手ぶらだ。メーメーさん、ジンちゃんの前を通り過ぎ、ここで左に方向転換した自分はビンちゃんの前へ。(後ほど撮った写真を確認したら、ジンちゃんは俺が花束をジンちゃんに渡すと思ったらしく、俺を凝視&手を少し差し出し・・・ごめんね、ジンちゃん!・・これまた自分の妄想かも!?)ビンちゃんの前に立ち、花束を渡す。
 花束を渡す際に、つたない中国語で、「あなたに会えて嬉しいです」とか「ありがとう」とか言ってたら、握手してくれるビンちゃん。思ったよりビンちゃんの手は冷たく、小さかった。
 ビンちゃんを見ると、額にほんのりと汗をかいてた。ここで、思いっきり我をなくした自分は、ビンちゃんに向かって、日本語で「ありがとう!」さらには「しゃぶしゃぶぅ~」などとのたまってたら、その様子を見ていた、隣にいたジンちゃんが半分驚きつつ笑ってたので、ビンちゃんとの握手も終えた自分は、思わずジンちゃんとも握手・・。
 この時点で「こんな機会は二度と無い!」と思い、すでに目当てのメンバーに花束を渡し終え、舞台から下がっていくツアー客を尻目に、自分は老師の下へ。老師とも挨拶&握手を交わした自分は、そばにいたレイちゃん、ジェンナンさん、スンイェンちゃんとも握手や会話などを・・。他のツアー客はすでに舞台から降り、ただひとり、最後まで舞台上を右往左往する。
後から聞いた話では、この模様はスクリーン上でも映されていたらしく、あっちにいったりこっちにいったりする俺もはっきりと写ってたそうな。しかも、今回の公演は後ほど中国内でVCD販売されるらしい・・・。頼むから、花束シーンはカットしてくれ!と思う自分であった・・・。

 舞台を降り、再び客席に戻る。ここで楽坊メンバーは客席に手を振りつつ舞台袖へ消えていった・・・。この後行われる集合写真撮影の間、おとなしく席で待ってたら・・。再び楽坊メンバーが舞台上に現れ、楽器などを片付け始めた。ビンちゃんはというと、携帯で誰かと話しながら、笛をマイバッグに収めていた・・。「電話の相手・・・まさか彼氏!?」などと思いつつ、舞台上を眺めていたら、いよいよ写真撮影である。

 今回のツアーはJTBのほかに、HIS、近畿日本ツーリストなどが協賛していたらしいのだが、JTB組からの撮影らしい。舞台上に設置された13個の椅子に楽坊メンバーが座り、その後ろにツアー客が並び立つ、というスタイルだ。再び舞台に上がった自分は「ビンちゃんの後ろは譲れないっ!」と思いダッシュしたのだが、一番遠い端っこにいたビンちゃんの後ろにはすでに他のツアー客が・・・。仕方なく自分が立ったのは、メーメーさん、シュアちゃんの後ろである。ここでビンちゃんに目を転じてみると・・・・おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!ビンちゃん!!《この場所清掃しました。(清掃員より)》・・・・そんなことを伝えることも出来るわけなく、自分の視線は1点に集中してしまうのであった・・・

 写真撮影も程なく終わり、他のツアー組みに舞台を譲り、会場を後にする自分達名古屋組。パンちゃんがツアーの旗を手に、会場から出ようとしていたが、自分はいまだ未練タラタラで何度も舞台上を振り返りながら、(生)楽坊を目に焼き付けるのであった・・・。
会場からロビーを抜けようとしたら、なにやら売ってるではないか。覗き込んでみると、以前の上海ツアーでも売られてたらしい’十二楽坊も愛用のネックレス’とやらがあるではないか。値段はといえば・・・日本円で28,000円である。
「買おうかな~」とも思ったが、冷静に考えてみると、さっきの花束贈呈時、および集合写真撮影時でも、着用してるメンバーっていなかったような・・・。どのみち買うことの出来る予算を持ってない自分には、関係ないシロモノではあったが。

 会場を後にしてバスに乗り込み、虚脱感に襲われていたら、まもなくホテル到着である。自分の部屋に戻り一服してから、夕飯をろくに食べてなかったので「またヨータンヤーでも行こうかな・・」などと考えつつビールを飲んでたら自分では自覚してなかったのだが、やはり身体は正直らしく、どっと疲れが出てきた自分はコンサートの余韻に浸る間もなく、ベッドに沈むのであった・・・・・・。

投稿者 maru : 05:49 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第五章 「いよいよ(生)楽坊!!」(2日目)

 自分の携帯の目覚ましで起きる。「まだ、5時半かよ・・」今日のツアーの集合時間は8:30である。
どこのホテルで食べても変わらないようなバイキングスタイルの朝食より、現地の屋台で!
特に北京なら(お粥)の屋台があると聞いてたので、早めに起きて街へ繰り出そう!!と思ってたのだが・・・。

 目覚ましを止め、ベッドに再び寝転びながら昨夜の出来事を思い出したりしていた。日本にいるときに、会社の休日は(土日)朝からビールを飲むのが習慣になってる自分は、無意識に冷蔵庫をあけビールを取り出し、(ひとり乾杯!)をはじめる。
 長い間、「中国へ行きたい!」と思いつつなかなか行くことのなかった中国にこうして自分はいるのだ・・しかも、以前テレビの特番で見た、テンちゃんの両親が経営する食堂に行くことが出来た上に、タイミングがよかったのか、あのテンちゃん(くどい?)の両親とも話すことが出来たのである・・。
海外では冒険好きで色んなところへ放浪してきた。今回の北京ツアーでも、ヨータンヤーは絶対訪れようと思ってはいたのだが・・。なにやら不思議な感覚になり、ほくそえんだりしてる自分・・
って、おいおい、今日は楽坊のコンサートだし。こんなんで興奮してたら心臓がパンクしそうなので考えるのはやめ、景気付けにもう1本ビールに手を伸ばす。一気飲みに近い状態で1缶を飲み干し、シャワーを浴びに。今回泊まったホテルは(新世紀飯店)という五つ星のホテルらしいのだが、これまでに海外旅行で  色んな宿泊施設に泊まったことのある自分ではあるが、これほど立派なホテルは初めてで、風呂にはシャンプーなどが置いてあるではないか!!洗面用具は基本的に現地調達、と思ってた自分だから、改めて今回のツアーは自分にとっていろんな意味で忘れられそうにない旅行になりそうである。すばやくシャワーを浴び、さらにビールを飲む。
飲んでるうちに腹が張ってきたので食欲も失せ、結局、朝食をとらないまま集合時間までの間、再び部屋でゴロゴロしはじめる。酔いも手伝い、まどろんできたら(って、まだ朝だよ。おい!)集合時間も近くなったのでロビーに降りた。

 他のツアー客はすでに揃っててバスに乗り込んでるらしく、酔った顔をさらに赤くしていそいそとバスに乗り込む・・・まだ集合時間に余裕はあるのだが、なにやら犯罪者のような気分になった・・。
 今日の皇帝は、もとい、行程は頤和園、万里の長城、そしてコンサートである。コンサートはもとより、史跡観光も楽しみだったので、酔いと眠気で垂れ下がったまぶたを力技で開き、車窓から飛び込む景色を眺めてたのだが・・・。ホテルを出発して、20分くらい走ったと思ったら、なにやら路肩に止まり添乗員さん(通称パンちゃん)があわてた様子で自分の携帯でなにやら、やり取りしてるようだった・・。
 しばらく停車したままのバス・・・しだいに朝をビールですませたせいか、空腹に・・・。さらに眠気が襲ってきたと思ったら、朝から飲んだビールのおかげで尿意が・・・・停車しているバスはもちろんアイドリング状態である。小刻みに伝わる振動で、今度は吐き気が少々・・・目を閉じてしばらく窓に寄りかかってみる。
 パンちゃんがマイクで話し始めたので、何事かと思ったら・・どうやら、このバスのツアー客がホテルでバスに乗る際、違うバスに乗ったようである(しかも同じJTB系列)まもなくそのツアー客、及び、間違って乗ったバスがここへ来るらしいので「もう少し、待ってくださいねぇ~」との事である。
 限界ラバーズ(古くてごめん)というほどではないが、さっきから睡魔&空腹感&吐き気&尿意が仲良く手をとって、マイムマイムしてる自分・・。気を紛らわそうと、窓から外に向かい、声を出すか出さないか、くらいで「花と少年」を歌いだす俺。(シャンメィ、メィ~)の後の歌詞はメチャクチャだが・・。
少しして、そのツアー客とやらはやってきた。皆が拍手で迎えてるなか、自分はまたさらにメチャクチャな歌詞の(康定情歌)を歌ってた・・。ホテルから小1時間走った頃、到着。めっちゃ爽快な気分でバスを飛び降り、猪のようにトイレに向かう俺。しかも、バス内は当然禁煙なので愛煙家の自分はここぞとばかりスパスパ。
 用を足し、皆と合流して、いよいよ入場である。ここ頤和園は、なんでも、かの西太后の避暑地らしいが、まぁ、これだけ広いものをよく造ったもんだ。昆明湖とやらも人工の湖らしいが、対岸がはるか向こうに見えるほどではないか・・。「おぃおぃ、これって税金で造ったんちゃうの?今の日本じゃ考えられないよ」などとまるでお門違いなことを思う自分。
 湖に面したところから長い廊下(名のとおり、長廊という)へ向かう途中、なにやら地面に敷き詰めてある正方形の石畳に漢字で何か書いてあるではないか・・。(変わった石畳だなぁ、さすが中国!)などと一人しきりに感心してたら、どうやら大きな筆を使い、水で書いてあるようだ・・。周りを見渡せば、結構、お年を召した人たちがあちらこちらで字を書いてるではないか。パンちゃんがいきなり説明を始める。
「え~、ここでは、このように漢字の練習をする人がたくさんいます。」・・・漢字の練習って、中国って漢字を使う国ではないかしらん?と思いつつ説明を聞いてたら、その様子を見てた(漢字の練習)をしてた老人が、自分たちのツアー客の一人に、筆を渡し(書いてみなさい)と言ってるようだった。これを機に、(漢字の練習)を始める、ツアー客たち・・・。自分も書こうと思ったが、新しい漢字を創ってしまいそうだったのでやめた。
(漢字の練習)も終わったようで、長廊へ向かう自分たち。名前のとおりだけあって、さすがに長い!が、廊下の天井、及び梁のところに三国志やら西遊記やらのストーリーが絵画で展開してあるので飽きることなく進むことが出来た。20分ほど歩いたら、どうやら出口も近いらしい。ここでトイレ休憩らしく、ほかのツアー客がトイレに向かう中、自分はいくつかある売店へ。雑貨や民族衣装などが売られていたが、自分は店に入ってすぐ真正面にあったモノに目が!!
 ビンちゃん、媛姫が操つる(フールースー)が目の前に!!アジアでは買い物も値段交渉が基本なのだが、それすら忘れ、言い値で買う自分(20元ナリ)。
・・・トイレも済ませ、ちらほら集まってきたツアー客の中に行き、(腹減ったっス)などと思いながら、次はいつ来るであろう頤和園の景色を眺めなおす俺。すると、ツアー客の一人が、興味を示したのか、自分の持ってる(フールース)を見て、「瓢箪で出来てるんですか?変わってますね。」などと、のたまってたので、ますます首をかしげる自分。「北京まで来て楽坊のコンサートを見に来るくらいだから、コアな人も多いっ!」と思ってたのだが、そのツアー客はもちろん、他のツアー客も自分の持ってる(フールース)が、(感謝年華)でビンちゃんが、眉毛をヒクヒクさせながら吹いてるモノとは気づかないらしい・・・。
 昨夜の(中央音楽学院、私、知らないからバスから見ませ~ん!)事件同様、あまり楽坊イロハを知ってる人はいないらしい・・・。嬉しいんだか、悲しいんだか・・。まぁ、それだけコアなファンがいない、ということは昨夜のように、大挙して(ヨータンヤー)へ押しかけるツアー客は、ここにはいないな!と一人ほくそえみながら、パンちゃんに続いて歩いてたら、パンちゃんが「物売りの人がたくさんいますが、相手にしないで下さい」といってた。

 やはりアジア、このような観光で来る場所には、必ずといっていいほど物売りがいるのである。日本では見た記憶は無いが・・。道の両端を見渡せば、いるわいるわ、笛とかの楽器やら、凧やら、織物やら・・・その物売りたちが、自分たちツアー客に群がってきたので、中国の物売り初体験(昨日、王府井で客引きは体験したが)の自分はワクワクしながら、まるで噛み合わない会話を始めるのであった。
「どんなことを言ってくるかな?」と思ってたら、ここ中国でも、他のアジア諸国と同じ、「せんえん、やすいね!」攻撃であった・・。その内「2個でせんえん!・・え~ぃ、5個でせんえん!!」とだんだん値下げを始めるかと思ったら・・。「せんえん!」に続いて、ご丁寧にも中国元で値段を連呼してたのだが・・。聞いてみると、「せんえん!にじゅうげん!!せんえん!にじゅうげん!!」の連呼である。・・あの、(にじゅうげん)なら自分たちが北京へ行ったときのレートで、260円の様な気がするんすけど・・・。「商売するなら、レートぐらい知っとこうよ~」と思い、正しいレートを教えてあげようとしたのだが(20元なら260円だよ、と)。それで、正しいレートを知った彼らは、それでも(260円)ではなく(せんえん!)で売るであろうと思われたので、無言でニコニコしてた俺。
 まぁ、こういった値段交渉が基本の買い物では、少しくらい揉まれたほうが、ツアー客にとっても、後々いい経験になるだろうし、と思いバスに向かうのであった・・・。

 自分の思うところでは、たとえば値段交渉で買い物をしたとする。自分が(これくらいならいいか)という値段で交渉成立!のあとに続いて買い物をした客が、自分より安く買えたとしても、怒るのは筋違いである。あくまでも自分と店員とのやり取りで、じぶんが(この商品なら、これくらいでいいか)と思ったときに、自分にとっての、その商品の価値は決まったのである。もし、他人が自分より安く買ってるのを知ったのなら、怒るのではなく、悔しさをバネに次回からの買い物で、交渉テクニック、あるいは現地の言葉を覚えて、再チャレンジするのが正しい買い物の仕方である!!と断言しておこう!!・・・あくまでも自分の場合だが・・(ここで弱気になってどうする!)。

 まぁ、他愛のないことをのたまってしまったが、本題に戻るとして、この後向かうのは昼食会場らしい・・。なんでも(四川料理レストラン)らしく、辛いもの、とくに激辛大好き人間の自分は、本場のシェフが料理する四川料理、というものに期待してたのだが、他のツアー客が(辛いっ!ひぇ~っ!!)といいながら水を飲んでばかりいるなか、(タイの青唐辛子が恋しぃ~!!)とあまり辛くもない料理に興ざめしつつ、またまたビールをガブガブ・・
期待はずれで書くことも無いので、万里の長城へ。

・・・古くは黄帝の時代から近史は文革まで、中国の歴史関係の本は金を惜しまず買い漁り、読みふけってた自分は(万里の長城)には万感たる思いが・・。
バスを降りやっとタバコを吸えると思ったら・・・ここ中国は室内はおろか、庭園や史跡など、(外)であるにも拘らず、やたらと禁煙の場所が多いのである・・・。それはさておき、自分たちが向かったのは(八達嶺)の長城だった(説明の必要なし。というくらい有名)ロープウェイもあるのだが、今回は歩きらしい。
 麓の入場するところから、パンちゃんが自分たちツアー客の券をまとめて検札の係りの人に渡し、パンちゃんに続いて入場。階段を少し登ったところで歩が止まる。何事かと思えば、パンちゃんが再び階下に降り、なにやら検札の係員と激しく口論・・・どうやら自分たちのツアー客にまぎれて、韓国からのツアー客が混じって入場したので、検札係員が誤ったカウントを・・・。
 遅れて入場する自分たちのバスのツアー客は当然全員が入場できずに、入場できない人は検札のところで止められてるではないか。パンちゃんが激しく係員に説明&その様子を見て状況が分かってる現地の人が助け舟を出したのはいいが・・検札係員の女性はますます意固地になって応戦中・・その様子を見てた自分といえば・・・普段なら、即、臨戦状態になるのだが、ここは海外、しかも中国の人はどういう風に切り抜けるのか、興味半分で見守ってたら・・・助け舟を出した現地の男性が、検札係りの中年おばさんと激しく口論してたのだが、その男性もますますエスカレートして、今にも殴りかからんとする勢いで、おばさんに詰め寄ってるではないか。・・(おいおい、騒ぎが大きくなってるやん・・)と思い、周りを見渡すと、他の観光客なども興味津々で様子を見てるではないか。 おばさんも、また弱くは無かった。激しい口調で半ば叫んでいた。自分のところからは距離にしても、20~30メートルは離れてたのだが、2人が発する絶叫はよく聞こえてきた。もちろん中国語なので、何を言ってるのかさっぱり分からず、「エロレロエッサイム~、ウォーチョウタレガァー」やら「エコエコアザラク、コノウラミハラサデ・・」とか、お互いに魔法の呪文を掛け合ってるように聞こえてきて自分の背後に見える、あの(万里の長城)のことはすっかり忘れ、成り行きを楽しんで見ていた。
「パンちゃん、どこ行ったのかなぁ」と思い、見渡してみるがどこにもいないのである。激しく口論してる2人の後ろに、半ば呆れ顔の、自分たちのツアー客が並んでいた。しばらくして、結局折れない係員に対し、どこからか現れたパンちゃんが入場できなかったツアー客の分を、自腹でチケットを買いなおし入場したのであった。パンちゃん、太っ腹~♪と思いつつ、きっと後からツアー会社に請求するのかな?とつまらないことを思いながらいよいよ登頂である。
麓から左右に分かれて、勾配は急だが距離の短い(男坂)と勾配は緩やかだが、距離の長い(女坂)の2つあるらしい。自分は迷わず(男!)坂を選び登ったのはいいが・・・。皇帝、もとい行程(もうええっちゅ~の)の半分もいかないうちに、肺が右往左往しながら踊りだす自分。目の前にある階段といえば、見上げるほどの高さである。何度も引き返そうかと思ったが、麓にあった毛沢東の「ここに来て長城を登らずは、好漢に非ず」とかいう石碑を思い出し、半分、意地になる。ヒーヒーいいながら、なんとか一番頂上らしいところまで行き、腰を下ろしてみる。・・と、風がものすごく強く、黄砂だか、花粉だか知らないが、コンタクトをしてる自分は目が痛い×10乗になって、(涙そうそう)状態に・・。とてもじゃないが、周りの風景を見渡して、古代のロマンに思いを馳せる、なんて状況ではない。
「おぅ、コラ!目ん玉、何痛くなっとるんだぁぁぁ!!ここまで来て景色見ないと!・・って、痛っ!!うぅぅぅぅ・・」と半分怒りモードに入りつつ、目をパチパチ、クリクリ・・「あかん、まだ痛い!!」と一人格闘しながら、まぶたを指でグリグリ・・・
なんとか痛みも治まった頃、改めて景色を眺めて・・・って、また痛いっ!!!もうええ。降りる。とてもじゃないが感慨にふける状態じゃない。・・こんなんだったらサングラスでも持ってくればよかった、と思いつつ(自分はサングラス含む眼鏡嫌い)薄目の状態で景色を見ながら来た道を引き返す。そういえばここ(男坂)にきたツアー客は数えるほどしかいなく、大半は(女坂)に行ってたようだ。階段を下りるときも、相変わらず勾配は急なので(あたりまえだが)膝が笑って、いや膝が爆笑状態の自分は手すりを掴みながらでないと降りれなくなってるではないか・・・。

 なんとか麓に降り、集合場所へ。ちょっとした休憩所、みたいなところで集合だったのだが、ここで出してもらったお茶は、いつも飲むビールより美味しく感じ、何杯も飲む自分・・・。悲しいかな、まだ若い気でいたのだが、身体は正直である・・・。いやっ、そんなこと無い!病、もとい、老いも気からである。こんなことで負けるわけには・・とわけの分からないことで、ひとり押し問答しつつ再びバスへ乗り込む俺だった。

これから夕食を挟み、いよいよコンサートである。自分の中では、いよいよイントロも終わりサビ部分へ向かいつつあるのであった・・。高速をしばらく走り、市内へ。夕食は(広東料理)だそうである。
 いよいよコンサートを控え、柄にも無く(乙女)チックになってる自分には、味も分かるわけはなく、あいも変わらずビールを飲み干していた。夕食会場で唯一覚えてるのは、ツアー客がそれぞれ自己紹介をした事、だけである。
 自分の番では、「え~、岐阜の山奥からきた○○です。今回は楽坊のコンサートに特典で昼食会があると聞いたので参加しますたァ~」と半分へべれけになってる口調で、柄にも無くマジメなコメントを・・・。

 夕食も終わり、いよいよ公演のある北京展覧館へ。会場へ向かう途中、バスの中で、パンちゃんがツアー客への色んな案内も忘れ、携帯でずっと話し込んでるではないか・・。「コンサートでの注意点とか、なんか言わないのかぁ~」と思ってたら、電話も終わり、なにやらパンフみたいな紙切れを配りだした。
その後、ツアー客へ色々注意点などを話しつつ、説明を始めた。配られた紙をみると・・・「JTB 女子十二楽坊コンサート IN 北京にご参加の皆様へ。」という見出しで、コンサート、翌日の昼食会での注意点が津々浦々!?と書いてあった。このツアーでの特典は、あくまでも「席にてコンサート鑑賞」「楽坊メンバーと昼食会で抽選で直筆サインがあたる」「日本で未発売のサイン入りCDプレゼント」の3つだけであった。もちろん写真撮影や握手などは、JTBに予約を入れた段階で聞いてたので、無いと思ってたら・・。
 渡された紙を見ると・・。順番は昼食会、コンサートと順序が逆に書いてあるのだが、とりあえずは「コンサート」についての注意書き・・(公演中の写真撮影はご遠慮ください)(公演終了後、カメラマンによる団体写真撮影を行います。個人的写真撮影はご遠慮ください)ときたもんだ。続いて(昼食会)についての注意書き・・(メンバーへのサインの依頼はご遠慮ください)(昼食会は約2時間を予定しています。写真撮影などは後半でお楽しみ頂き、前半1時間は、女子十二楽坊とのお食事をお楽しみください。)(最後カメラマンによる写真撮影を行います。)(ツアーご参加の特典のサイン入りCDは、この昼食会の際にお渡しする予定です)と書いてあった。先ほど書いた特典しかないと思ってた自分は小躍りしてしまった。コンサート後、また昼食会の後に写真撮影は無いと思ってたのだが・・。しかも、昼食会では、後半、とやらは個人的に写真を撮ってもいい、と書いてあるではないか!!
「おぅ、なんなんだ、日本では考えられないツアーだぞ!もぅ、誰に抱かれてもいいぞ!!」などとお馬鹿な事を考えてたら、パンちゃんが駄目押ししてくれました・・・・。
「コンサート終了後、他のツアー客が順番待ちをしている間、写真を撮ってもいいです」「昼食会でも、2ショット写真や、サイン、または握手なども、メンバーに了承を得た上でならOK」・・・そしてとどめの一撃は・・「今回のコンサートの最終曲演奏後、舞台に上がって花束をメンバーに渡す機会をつくりました。花束を渡せるのは、このバスに乗ってるツアー客だけです。希望者はいますか?」などと聞いてきたので、でっかい叫び声つきで、思いっきり手を上げる自分・・・。楽坊メンバー13人、プラス梁剣峰さんなど、バックバンドなどにも渡すらしいので合計20名ほど選ばれた(自分のバスには29人のツアー客がいる)。
・・・思った程手をあげる人はいなく、中には遠慮してた人もいたので、「あんたら、何しにこのツアーに来たの?」などと思いつつ、まだ人数が足りないとのことで、再び手をあげ、「俺が2人のメンバーに渡すっ!!」とのたまったら・・・即座に却下・・。結局人数がなんとか揃ったので、改めてパンちゃんに、「誰に渡したらいいの?」と聞いたら、「誰でもいいですが、すでに花束を持ってる人には渡さないで下さい」と言ったので、この時点で、自分の脳裏には顎をしゃくりあげてる老師の笑顔が浮かんでいた・・・。

 パンちゃんが、先ほど携帯で話し込んでたのはどうやら楽坊サイドの人らしく、このような特典を受けることが出来たのは、どうやら今回のコンサート、(S席)で鑑賞だったのだが、予定には無い客、つまり中国の政府高官が見に来ているらしく、さすがにその(お偉い)さんとかには、見やすい席を確保しなければいけないとのことで、自分たちツアー客はこれまた予定にも無かった(クレーンカメラ)が目の前にあるせいで、近いにもかかわらず、楽坊メンバーの顔がクレーンカメラで隠されて見えないっ!という席だった・・。そのことを楽坊サイドから会場入りする前に事前に知らされたパンちゃんは、席の件でどうしても譲れないから、カメラの前だけはやめてくれ!と頼んでたらしいのだが、どうすることも出来ずに、代わりに(花束)等の特典をゲットできたらしい。
・・・パンちゃん、そんなに謝ってくれなくていいよ。むしろ楽坊と同じ舞台に上がることが出来る上に、目の前で花束を渡し、会話や握手など出来るなんて、もう一回生まれ変わっても2度と出来ないことかもしれないから・・・。「パンちゃん、偉いっ!!」とひとりすでに興奮して、後ほど花束を渡すであろうトコを想像してたら、緊張はおろか、期待や楽しみも手伝って鼻の下が伸びっぱなしの自分は(ひとりニヤリ☆)を続けてるのであった・・・。また、パンちゃんがなにやら話し始め、なにやら配ってる・・・よくみると(ペンライト)である。ひとり3本ずつ用意してあるらしく、コンサートでは是非使ってくれ!との事。・・・・おぃおぃ、俺オジさんだよ。こんなん恥ずかしくて出来るわけ・・・・と思うどころか、2年前まで(モー娘。)のコンサートで絶叫しながらペンライトを狂ったように振ってた自分(これは初出しネタ)気分は最高潮!!どころかすでにコンサート、昼食会の説明の時点でイキッぱなしの自分は、さらに壊れていくのであった・・・・・・

投稿者 maru : 05:48 PM | コメント (0)

女子十二楽坊王洛賓作品主題音楽会 第四章 「あこがれの聖地へ!」

地図上で見ると、車で走ればそう遠くないのだが、日本と違って右側通行の上に、
道路が広いのでやたらと高架になってるところが多く、迂回の連続・・・
「おいおい、タクシー料金大丈夫かぁ~」

と思いつつメーターを見たら、日本円にしてもそれほど高くなく、
「安いっ!!!このまま雲南まで行ってもいいぞ!」と思いつつ、夜の北京の街並みを眺めてた。
・・タクシーが止まったので「着いたのかな?」と思ったら、運転手がタクシーを降り、先ほど渡したヨータンヤーの住所が書いてある紙を持って道を聞きに・・・
「大丈夫かよ~」と思いつつ、回りを見渡したら・・・・道路を挟んで反対側に、なにやらテレビで見たことのある店が自分の視界の中にあるではないか!!見覚えのある赤いちょうちん!!!看板を見れば’ヨータンヤー’の文字が!!!

 タクシーを飛び降り、未だ道を現地の人に尋ねている運転手に、半ば興奮しつつ「ここでいい!!」と叫ぶ。
料金を払って早々にタクシーを降り、店の前へ・・・・。なにやら気分が高揚してた自分は、思わず店の前で写真を1枚・・。店内はすいてるようだったが、緊張して入りづらく、まるで学生の頃、遅刻してきてすでに授業が始まってる教室に入りづらかった頃の記憶がフィードバックしていた。
 店に入ると・・・。テレビで見た、あのテンちゃんのご両親が!!!日本語で「いらっしゃい~!」と言って笑顔で迎え入れてくれたので思わずビックリすると共に緊張がとけてきた。店内は思ったほど広くなく、テーブルが6個と椅子が18個・・・日本でも大衆食堂が好きな自分は何故かホッとして、真ん中のテーブルについた。一番奥のテーブルに日本人の客が一人いるだけで、なにやらテンちゃんのお父さんと親しげに筆談などをしていた。注文取りに来る間、しげしげと店内を見渡す俺。店内の両側に絵画が飾ってあったのは以前テレビで放映された特番で知ってたのだが、左右の壁にそれぞれ1枚ずつポスターが絵画の上に張られてあった。1枚は明日から始まる北京公演のポスター。そしてもう1枚は日本でも発売されたばかりの「輝煌」のポスター・・。なんでもテンちゃんが日本から持ち帰ったらしい・・。
 少しすると店員さんがメニューとお茶を持って自分のテーブルに。さっきから緊張がとけたとはいえ頭が真っ白になってた自分は思わず燕京ビールを注文しようとしたら、店員がメニューのはじめに載っている品をしきりに薦めてくるではないか・・。何かと思ったら・・店の名前と同じヨータンヤーの文字が。
「そっか、ここに来てこれを食べないのは嘘だな!」と思いビールと共にヨータンヤー、さらに揚州炒飯を注文する。



 注文を終えた後で、ハッ、と気づきメニューを見直したら・・・夕飯を食べたレストランではビールが20元だったのに対し、ここではわずか1/10の2元!!!!これが普通の相場なのか?と妙に感心しつつ、なんだか嬉しくなってきた。とりあえずビールがきたので自分の労苦に乾杯して、感慨深くなる。ここで目にするもの、食べるもの、飲むもの・・全てがテンちゃんと関係ある、あるいはテンちゃんも目にしたであろう、食べたであろう、飲んだであろモノであると思うと冷静ではいられるはずもなく、頼んだばかりの大瓶のビールもすぐになくなってしまう・・・。
 さらにビールを追加注文して飲んでたら、先ほどの日本人の客が「何故ここを知ってるんですか?」みたいなことを聞いてきたので、
「テレビやインターネットで知った」などと応えたら、その客も某楽坊掲示板の存在を知ってたらしく、ネットで店の所在を知ったらしい・・・。
話を聞いてると、なんでも5日前から毎日店へ足を運んでるらしく、最近はコンサートの練習が夜中まであるので、店に来てもテンちゃんには会えないらしい。また、コンサート会場の下調べとかで昼に北京展覧館へ行ったらしいが、リハーサルの休憩時間に外へ出てきた’すっぴん’のメンバーと会ったらしい・・・。なにやら話を聞いてるうちにメラメラと燃えるものが・・・・。表情はいたってニコニコしてた俺だったが。
 その客と話してる様子をテンちゃんのご両親が笑顔で見てたので、とりあえず「ニイハオ」などと話しかけたら、お父さんは話し好きなのか紙とボールペンを手に色々話しかけてきたので、なにやら嬉しくなった自分は、パープーな中国語で筆談を試みると・・・通じてるようであるではないか!
さすが漢字を共有する国同士!!文法は違えど会話がなんとか出来るようなのでさらに嬉しくなる。
 お父さんの筆談からは「娘は連日、コンサートの練習で帰宅するのは夜中」
「日本人の客がだいぶ増えた」
「5月7日の東京のコンサートでは楽坊メンバーのご両親が全員、日本サイドから招待されたので日本へ行くのが楽しみだ」などと、書ききれないほどの事を嬉しそうに目を細めながら、言葉を交えて話してるお父さん。その横でニコニコと笑顔で様子を見ているお母さん。
 今の世の中、日本で幼児虐待とかのニュースをよく耳にするが、テンちゃんのご両親の娘のことをうれしそうに話す様子を見て、「テンちゃんは幸せな家庭環境にいるんだなぁ・・」などと妙に感心してしまう。お母さんも会話に加わったので、「以前日本のテレビ局が撮影に訪れたと思いますが、覚えてますか?」などと聞いてみたら、お母さんが「これね!」というように袖をまくって、腕時計を見せてくれた。
 間違いなく、あの特番で見た腕時計がここに・・・・。これ以後、テレビやDVDなどメディア等でしか触れることの出来なかった女子十二楽坊という自分にとっての絶対的な存在は、とても身近に感じることが出来、感覚が麻痺してしまう俺だった・・・・。
 
いつしか運ばれていた料理にも気づかず、穏やかな(勝手にそう思ってる)時間が流れてたその時、なにやら外が賑やかに・・・・。何かと思って店の入り口のほうを見やると・・・・(HIS)の旗を持ったツアーガイドらしき人を先頭に大勢の客が・・・・・。しばらく呆気にとられてた自分だが、
「ひょっとして、例の特番以降、ヨータンヤーが楽坊ツアーのプログラムの中に組み込まれてるのか?」などと思って様子を見てると、先ほどから話していた一人の日本人客は「やれやれ・・・」というように店を後にしたのだが・・。推定20人以上はいただろうか日本人ばかりのツアー客は店内に入り、ものめずらしそうに店内をしげしげと見ている。と、ツアーの旗を持ったガイドらしき人物が自分に向かって、
「あなたは日本人ですか?なぜここを知ってるのですか?」と聞いてきたので、
「まぁ、色々と・・」と答えたら、そのガイドは自慢げに、
「わたしはここの主人の友人です。先ほど電話して団体の日本人客を連